宝尽くし図案 使って頂きました! 法乗院 御朱印帳

こちらもだいぶ前のお話になりますが…
京都の法乗院様より、御朱印帳の柄に、宝尽くし図案を使っていただきました!
本柄はすでに授与終了となってしまいましたが、現時点では御朱印帳「空」があります。こちらの柄も爽やかで素敵です。
 
表紙に書かれた字は、法乗院開基・岡田紹遍僧正が書かれたもののようで、幼少期に失明されたそうなのですが、三十三点の書を残したとか。その内、「宝」の字と併せて、私の宝尽くし図案を使っていただけたのは何だかとても心に残ります。
以下、裏表紙に書かれたものの一部抜粋です。
「宝」とは、富や才能、健康などの表に現れるものではなく、内に秘めたる心の宝と言うべき「明珠」に気づき、善行を積み重ね、真の富「宝」を手にしていただきたいと思います。「明珠在掌(みょうじゅ、たなごころにあり)」…法乗院第二世 岡田翔廣
表に現れるものではない、という言葉は非常に心に響きました。
私も三十代半ばですが、年配の方がよく仰る「健康は宝」という言葉がしみじみ実感できるようになってきました。しかしそれは表面上のものであり、本質をたどれば、心の中にある明珠に赴くまま、積み重ねた先にある何かが宝である、という事でしょうか。
確かに、富・才能・健康は、いつ失われるかもわからないものです。それが失われた時、それは宝を失ったことになるのかといえば、それは違いますよ、という優しいお言葉のように、私は感じました。
私は御朱印には詳しくないのですが、法乗院さんの御朱印は少し変わっているようにお見受けしました。他の方のブログを拝見したのですが、イラスト的というか、とても華やかで、バリエーションも様々あるようです。「宝」の御朱印帳の最初には、大黒天とイノシシ、打ち出の小槌という、勢いよく富が舞い込んできそうな御朱印が、描かれております。(これは「書かれて」ではなく、「描かれて」ですね!)



頂いたのは2月頃なのですが、結局抱負ではなく振り返りとなってしまいしたが…
2019年という年は私にとって、作家としてのテーマが見つかった年でした。これまで、手芸やコンピュータなど、様々なことに挑戦しながらも、「これを一生のテーマとして掲げるのに(自分自身が)しっくり来ているか」を自問し続けていました。ちょうど一年前、これだ!と思えるテーマが見つかり、そういう意味では非常に幸せな年だったと感じています。
そういえば、アナウンサーで有名な黒柳徹子さんも、アナウンサーという仕事も悪くないと思えるようになったのは70代以降(←ここらへんは曖昧で恐縮です)というようなお話をされていた記憶があります。釣りキチ三平で有名な矢口高雄さんも、30代で、お子さん2人がいる中、銀行員を辞めて漫画家になられたそうです。「夢に挑戦するのにはギリギリの年だと考えていた」と、マタギのあとがきにて語ってらっしゃいました。
心底100%納得して、仕事に取り組んでいる方というのは珍しいことなのかもしれない、と子供心に思ったものですが、30代でそういうものを見つけられたのは、遅いようでありながら、ありがたいことです。

来年もまた、コツコツ積み重ねられる年であればいいなぁと思います。


気になった方は、ぜひ本図案を素材としてお使いください。
※ご利用については、下記の記事リンクからご確認ください。

↓宝尽くし図案を投稿した記事
http://ota-brain.blogspot.jp/2012/12/blog-post_26.html

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