樹脂のキューブ・オブジェ（オーダーメイド）

先日、とあるリピーター様から、

「プレゼント用に、予算××円程度で何か作って欲しい」

というオーダーのご相談を頂き、

最終的にこんな物をお作りしました。

樹脂製キューブ・オブジェです。

ものすごくシンプルな作品ですが、

数が揃うと、なかなか見ごたえのあるグッズです。

最初にご説明した時は、

「ペーパーウェイト」と申し上げたのですが…

１個あたり、59グラム程度。（研磨前なので、実質これよりも軽いです）

文鎮としては、頼りない重さでしたので、「オブジェ」と呼ぶ事に。

最終的には、こんな感じで包装してみました。

（この後クリアパックに入れて、カラータイで結びましたが撮影忘れ…）

私は包装が苦手です…(´・ω・｀)ｼｮﾎﾞﾝ

送る相手が男性だったので、

今みると　ちょっと女子っぽすぎたかな…

透明感のある包装なんて、究められたらカッコイイなぁ～

幸いオーダーのご相談は、

かなりお早めに頂いたのですが、

思った以上に時間が掛かってしまいました。

正直、甘く見てた、というほどではありませんが、

意外な所で苦労した、

大変勉強になった作品となりましたｖ

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作り方は　ざっくりとこんな感じです。

まずは、Ｐｈｏｔｏｓｈｏｐでトリミング→色の調整。

元々　こーいう作業の方が専門なので、

私にとっては、ここまでは割と簡単～♪

（この作業の詳細は、

　いずれ別ブログでまとめたいと思いますｖ）

あ、ちなみに、

ウパの写真は、こちらのサイトから「拡張ライセンス」で購入、

ディスカスの写真は、オーダー主様から頂いたお写真、

シュリンプの写真は、以前私が撮影したものです。

オーダー主の方には、

他にも色々なお写真をご提供いただきまして、

個人的にもホクホクでしたｖ

（作家としてはどーなんだろうとは思いますが…（；＾ω＾））

このデータを、ＯＨＰシートに印刷。

そしてカット。

そしたら、型に樹脂を流します。

（奥にある立方体のがそれ）

型抜きすると、こんな感じ～

ただ樹脂を流してＯＨＰシートを入れてしまうと、
シートが沈んでしまうので、
１層目→２層目 と時間を置いて固めるので、多少時間が掛かります。

裏側は半透明

横から

型の都合上、凹凸があるところを
電動ルーターで削ります。

さぁ、ここからが大変でした。

やすりで、研磨作業です。

型があまりよろしくないのと、

おそらく離型剤のせいで、

型から抜いただけでは、

表面はそれほどピカピカではないので、

やすりがけをします。

作業は、

・#400→#800→#1000→#1600　（耐水紙やすり）

・#2000→#4000→#8000　（フィルム）

・コンパウンド

・シリコンスプレー

と研磨しました。

最終的には　ここまでピカピカになったのですが…

（写真の白いツブツブほど、実物は気にならない程度なのですが…）

もっと、簡単に、

よりキレイに磨く方法はあるような気がするんですよね…

とある方は、これくらい段階を経ていますが、

別の方は、３段階程度で、ピカピカに仕上げてますし。

あるいは、型から抜いただけでも、

充分ピカピカという事もありますし。

一つには、樹脂そのものの違いもあるかもしれません。

私がメインで使っているのは「クリスタルレジンⅡ」ですが、

「デブコンＥＴ」という樹脂は、

透明感・光沢感がピカイチで、多くの作家さんが使ってます。

ただ、私は黄変がイヤなので、

個人的に調べた範囲では最も黄変しづらい

「クリスタルレジンⅡ」を用いています。

この作品に着手する前に、

別の作品で研磨のチェックをしたのですが、

その際は上手くいったものの、

やはり　実際に作業すると、上手くいかないことは沢山ありました。

研磨だけで、３～４日くらいは試行錯誤してます…（滝汗）

今後は「磨き」についても、

調査＆研究してみたいですね～☆

あ、そうそう。

今回個人的にお気に入りだったのは、ビーシュリンプ。

あえて、気泡を入れたり、（白っぽいのはそれ）

一匹ずつ　別々の層に入れたので、

微妙な奥行があります！

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追伸：

今回のオーダー作品について、

ご覧頂いて興味を持ってくださった方へ…

誠に申し訳ないのですが、

この「研磨」作業のいい方法が見つかるまで、

お受けするのはお断りしようかと思っております。

（2013.12.07時点）

もし制作できそうになったら、

またブログにてお知らせしますので、

温かく見守って頂ければ幸いです～♪